体が五角形の生物
地球の生物は左右対称に近い動物が大半です。
一部例外がありヒトデやウニといった「棘皮動物」は違います。
彼らは5つの似た形が中心から放射状にならびます。
厳しい生存競争の中で長い間生きてきました。
![](https://www.mitell-a.com/wp-content/uploads/コシダカウニ500A.jpg)
左右対称の生物は有利?
普通生物は前後がはっきりしています。体軸の前後に沿って神経細胞があり、
その先端に感覚器と摂食器と脳を収めた頭部があります。
「食べる」「逃げる」という目的のために、体軸方向に素早く移動する
ためには骨格と筋肉が左右対称でなければなりません。
それが生物の体の構造をある方向に素速く移動できる体
を獲得したと考えられます。
![](https://www.mitell-a.com/wp-content/uploads/ヒトデ500A.jpg)
放射状の生物は不利?
一方ヒトデやウニといった棘皮動物は違います。
棘皮動物は5つの似た形が中心から放射状にならびます。
これを五放射相称(ごほうしゃそうしょう)といいます。
素早く行動できる体形ではありません。
しかし 彼らは素早く移動しなくても生き延びる戦略
を採り、ある程度の成功をした思います。
五角形は動きが鈍い生き物にとって全方向から
流れてくるエサを取るために効率が良いと言うことです。
昆布などの海藻をたべているので動きは鈍くても大丈夫。
興味深いことに幼体のときは左右対称の体ですが
成長すると5角形の強度が強い骨格を持ちます。
![](https://www.mitell-a.com/wp-content/uploads/バフンウニ殻450A.jpg)
ウニは滅びることなく生存してきた。
放射状(5角形)の生物は古生代のカンブリア紀、
約5億年前から現在まで繁栄しています。
ウニの体が5角形なのは生き残るのに都合が良かったといえます。
それで古生代からの生物大量絶滅を生き残ることができました。
ウニがどんな形をしているかは人間にとっては
どうでもいいことで、重要なのはウニを安く
食べれかと言うことです。
![](https://www.mitell-a.com/wp-content/uploads/2022/12/オウムガイA350-160x90.jpg)
The nautilus spiral is the Fibonacci sequence オウムガイ
The Fibonacci sequence is often seen in biological design.
The nautilus spiral is also a Fibonacci sequence.