きれいなイバラカンザシは多毛類(ゴカイ類)です。
体長は5-7センチメートル、2本の傘のようなものは鰓冠(さいかん)と呼ばれる鰓です。
クリスマスツリーのように見える鰓冠は呼吸に使われます。
また鰓冠を用いて浮遊生物を捕らえて口に運ぶこともできます。
日本人は鰓冠がかんざしのように見え、これがカンザシゴカイ科の特徴です。
欧米人はクリスマスツリーに見えるようです。
ダイビングしていると浅瀬の岩でカンザシゴカイを見ることができます。
赤、青、黄、緑などの個体は美しく、これがゴカイとは思えない繊細な形が魅力的。
指で触ると鰓冠を素早く引っ込めることができる。
イバラカンザシは棲菅(せいかん)ゴカイのなかまです。
定住場所となる管(チューブ)のなかで定住生活をして体長は5-7センチメートル。
棲管は石灰質でできいます。棲管は定住場所に完全に埋め込まれているので、体をの中に引っ込めると体全体を隠すことが可能。
個体を採取して年齢が調べられたことがあり、それによると10-20年程度のものが多く犬や猫と同じくらい長生きです。
棲菅ゴカイの仲間にケヤリがいます
棲管ゴカイで砂の中に住んでいるます。
チューブ・ワームとはちがいます。
美しい花に見えるのはエラです。
これでエサを集めています。
ケヤリムシという和名は、大名行列の先頭
にいる人が持っていた毛槍に似ていること
からその名前が付いたそうです。
コメント