サメは特殊な器官を持っています。ロレンチ
ーニ器官と言い、サメの頭部に沢山の小さな
穴の先についています。
生き物が筋肉を動かしたときに神経を流れる
微弱な電流(生物電流)をも感知できます。
ショモクザメは外洋性のサメで、頭部が左右
に張り出してその先端に目と鼻孔があり、
頭部がハンマーの様な形から英語でハン
マー・ヘッドと呼ばれ、自然界の変わった
デザインです。
他種のサメに比べて非常に発達した
ロレンチーニ器官を持っています。
ショモクザメはごく弱い電流を感じて、目や
耳、鼻の感覚だけでは見つけられないような
海底の砂の中にいるエイなどの獲物を捕える
ことができるのです。
またロレンチーニ器官は地球が出している
磁力である地磁気(ちじき)を感じる
こともできます。
この器官でショモクザメは広い海を旅する
ために、正しいコースを確かめることが
可能です。
体長4mのショモクザメは人を襲う危険な
サメと言うイメージがありますが、沖縄県
では回遊してくる小型のショモクザメの群
を見るダイビング・ツアーがあります。
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