ワレカラはエイリアンの様な外観で珍しい
生き物の様に見えますが、
海藻の表面など、どこにでもいる
エビ・カニの仲間です。
タルマワシの近種で短脚目に分類されます。
奇妙な形ですがマニアにはキモカワイイ
ようです。
カキやフジツボなどを剥がすと見つける
ことができます。
まれに釣り上げた魚に付いている事
もあります。
しかしワレカラは1~2cmと小さく、
木クズの様に見えるので生き物と
は気づかないでしょう。
ワレカラは身体を屈伸させる事しかできず
、単独で水中を移動することはできないので
海藻の表面やフジツボの表面でデトリスタ
(ゴミ、有機物)や藻類を食べています。
ワレカラは海藻に付着したまま水揚げされた
時、外骨格が乾燥して割れることから
割れ殻(ワレカラ)と呼ばれたという説が
一般的です。
昔の日本人はアマモなどの海草を湯出て
塩を作っていました。
その時ワレカラも火で焼かれ、ワレカラの
殻がはじたでしょう。
ワレカラは英語でスケルトンエビ
Skeleton shrimp