スベスベマンジュウガニ 毒は強力

甲殻類

学生時代、ゼミ仲間とスベスベマンジュウガ

ニは変な名前だねと話していると、ゼミの先

生が大阪大学のえらい先生が1970年ごろ名

付けたと教えてくれました。

甲長3.5cm、甲幅5cmほどの小型のカニで、

インド洋からから西太平洋に広く分布し

 学名Atergatis floridus (Linnaeus, 1767)

なので1769年にリンネが名付けたことが分

かりますが、標準和名はもっとセンスの良い

名前にしてもらいたかった。でも名前から

体は丸い形で表面がツルツルしていること

わかります。またこのカニはハサミの先が

黒いのが特徴。

スベスベマンジュウガニは体がまんじゅう型,表面はスベスベです。

名前は独特でも、スベスベマンジュウガニは

磯遊びでごく普通に見かけことができます。

房総半島以南に部に分布し、磯や転石地帯に

生息し、色は茶褐色や淡褐色などでレース柄

のような模様がある。主に夜行性で、ゴカ

イの仲間、魚の死肉など何でも食べます。

スベスベマンジュウガニは子供用の歌もある

ので有名なカニになってしまいましたが、

このカニの持つ毒はフグ毒のテトロドキシン

や麻酔性貝毒のサキトキシンで、毒が強力。

これらの毒は加熱しても分解することなく、

口にすれば激しい中毒を起こし、最悪の場合

は死に至ります。

スベスベマンジュウガニはかわいい名前ですが強力な毒を持っています。

毒化する原因は、フグと同じように食物によ

る生物濃縮のと考えられる。

磯で普通に見かける小さなカニなので間違っ

ても味噌汁の出汁にしないように。


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