人間の寿命は80年
鯉の平均寿命は30年、さらに200年越えもいます。
ノソブランキウスの寿命は自然界では4ヶ月の短命。
アフリカに住むノソブランキウスはメダカの仲間です。
水槽の飼育で1年の寿命。
最善の環境でも長くて2年の命です。
寿命が短くても熱帯魚愛好家には人気があります。
ノソブランキウスの住む環境と生態
アフリカのモザンビークに住むノソブランキウスは
雨季と乾季がはっきりしている地域の池に生息しています。
生活ができるのは雨季に限られ、雨季にふ化すると2ヶ月で成熟し、
恋をし卵を生みます。乾季の時期に生息域が干上がると成魚は死にます。
残された卵は4カ月間乾燥に耐え、再び雨季に入るとふ化します。
このくり返しで親魚は死んでも卵の形で乾季を生き残ります。
寿命が短くても人気がある。
大型の古代魚は日本人が好きですが、
小型のノソブランキウスは特に海外で人気があります。
ノソブランキウスとても美しい熱帯魚だからです。
![](https://www.mitell-a.com/wp-content/uploads/nothobranchius-rakobi-500a.jpg)
ノソブランキウス・ラコビーは泳ぐ宝石とも言われます。
飼育・産卵と保管・ふ化を楽しむ
人気の理由は美しいだけではありません。
休眠している卵を購入することができます。
休眠の卵を水に戻してふ化させ、育てることをマニアは楽しみます。
飼育の上級者になると、成長した親魚に卵を生む環境を整え、
ピートモス(腐葉土)に産卵させます。生んだ卵を水槽から取り出し、
卵の付いたピートモスごとビニールに入れて多少湿った状態で
約4カ月ほど保管します。卵に稚魚の目が確認できたら
水槽に戻しふ化させ稚魚を育てる。このパターンを繰り替えします。
成魚、産卵、ふ化、稚魚の飼育を楽しむ
ノソブランキウスの成魚としての寿命は短くても
成魚+卵という組み合わせで 生活ライフを楽しむことができます。
1個体の飼育より、魚全体の世代交代を楽しめます。
![](https://www.mitell-a.com/wp-content/uploads/nothobranchius500b-5.jpg)
人間に当てはめるなら、人間は死んだらすべて終わり
と考えるより、子や孫の為、資産を残したり
孫世代が平和で安全な生活が持続できるように
環境を整えることなどが大切です。