ハオリムシ 食事なしで生きられる

環形動物

今日は美味しい物を食べ、ビールで1日の仕事の

疲れを取りたいと思うことがよくありますね。

反対に朝忙しい人は食事を食べる時間がありません。

動物界には口・消化管・肛門などの消化管等を

持たない変わった海の生き物がいます。

食事をしないで生きることができる生物です。

チューブワームと言われるハオリムシ虫(羽織虫)です

赤色の羽はエラの様な血管の役割を果たし噴水から硫化水素を栄養体部へ運ぶ

主に深海の熱水噴出口で生息して、日本では

相模湾の初島沖メタン湧水域、鹿児島湾の湧水域。

彼らは栄養体と呼ばれる、体の大部分を占める

組織の細胞中で細菌を飼っています。

言い換えると細菌と共生しています。

ハオリムシは細菌に硫化水素を供給し、

硫黄酸化細菌はハオリムシに有機物を供給しています。

化学合成細菌が作る有機物に依存して生きているので

口・消化管・肛門などの消火を必要としません

サツマハオリムシは水深100mの浅い海域に生息している。

私が学生の頃はハオリムシ類は有鬚動物門と提唱

されたこともありましたが、今ではトロコフォア幼生期

を持つこと、着底直後まで消化管を持つこと、体の後端部

にゴカイのものとよく似た剛毛を持つことなどから、

環形動物門、特に多毛類(ゴカイ)との近縁性が

指摘されています。

ハオリムシはゴカイ(ケヤリ)の仲間です。


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