フィンランドのヘルシンキ自然史博物館の古代魚サカバンバスピスの復元模型。
口を開けた情けない姿をで、何とも言えない表情の魚として話題になっています。
実際のサカバンバスピスは体の上下が固い外骨格でおおわれていましたが、
模型の再現度が絶妙な癒し系のキャラクターで奇妙なブームが起きています。
サカバンバスピスは、三葉虫類やオウムガイなどが繁栄たオルドビス紀の魚です。
カサバンバスピスは顎の無い魚(無顎類)で、常に口が開いていて、そこから食べ物の残骸を吸い込んで生きていたことや、一対のヒレが無いためおそらく泳ぐのが下手だったと考えられています。
無顎類は日本ではヤツメウナギ、タウナギで、サカバンバスピスも無顎類です。
正面についた目と、そのすぐ下の口が弧を下にした半月状になっているのが特徴。
目の間には二つの鼻腔があり、細かい鱗に覆われた口の下半分は柔軟に動いたと考えられています。
骨でできた楕円形の甲羅が背中とお腹を覆うようについていたことでしょう。
数少ない二次元の化石を三次元に復元する作業は魚類学者によって様々な形になります。
魚類の分類
無顎類(むがくるい) ヤツメウナギ、サカバンバスピス
板皮類(ばんぴるい) ダンクルオステウス
棘魚類(きょくぎょるい) クリマウティウス
軟骨魚類(なんこつるい) サメ、エイ
硬骨魚類(こうこつ) 条鰭類(じょうきるい) マグロ、タイ
肉鰭類(にくきるい) シーラーカンス、肺魚
ストレスの多い時代ですからこのようカワイイキャラクターは癒されますね。
https://www.mitell-a.com/199/ ブロブフィシュ
https://www.mitell-a.com/1354/ ダンクルオステウス