クラゲ 心の癒し

腔腸動物

ストレスの多い社会でふわふわ漂うクラゲを見ていると癒されます。

その動きが科学的にも癒し効果があることが分かっています。

クラゲは水中をゆらゆらと漂うことで、見ている人の心を落ち着かせます。

その動きは副交感神経を優位にし、ストレスを軽減させる効果があります。

クラゲは脳を持たない生き物で何も考えていませんが、生きるための機能は全て備わっています。

その神秘的な生態も、人々の興味や好奇心を引きます。

クラゲは世界に3000種以上の種類があり、形や色は多様です。

クラゲを見ていると、自然の不思議や美しさに触れることができます

ミズクラゲ

日本で1番馴染みのあるクラゲで、北海道の1部を除く日本各地に生息しています。

半透明で弱弱しい見えますが-6°Cから30°C程度までは生息可能とされ世界中に分布しています。

傘の真ん中にあるクローバーのような模様が胃で、馬蹄形の生殖腺に取り囲まれる。

ちなみにこの胃の部分はほとんどが4つですが、中には3つだったり5つある場合もあります。


ふわふわして傘を開閉する運動は捕食活動で、傘を開閉することで触手の間で海水が濾過され、そこに浮遊する動物プランクトンが触手に捕らえられます。

また傘を開閉することは循環機能を働かせるための運動でもあり、体そのものが心臓の役割を果たしています。

アカクラゲ

糸のように細く鮮やかな赤い触手が特徴のアカクラゲは優雅に見えます。‌
このアカクラゲも日本の沿岸各地で見られるため、その美しさにつられて触ると強い毒針で刺されます。‌
海の中で漂っているときには、長いもので2m以上の触手になることも。

傘を開閉する度にたなびく赤い触手は繊細で美しく見ごたえ抜群です。

タコクラゲ

タコに似た外見からその名がつけられました。

傘の下には八本の口腕があり、その先から細長い棒状の付属器が伸びて、これが形の上でタコの足に見えます。

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体内に褐虫藻が共生するため褐色になっています。褐虫藻はクラゲの体内で光合成を行い、その産物の一部をクラゲが利用する変わった生活スタイルです。

‌フワフワしたクラゲを水族館で見たり、YouTubeで見ると心が癒されます。

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