フィロソーマ

甲殻類

このエイリアンのような透明な生き物は、イセエビ類の幼生でクラゲライダーとして知られています。

イセエビ類やセミエビ類の幼生は、大人とは全く異なった姿をしフィロソーマ幼生と呼ばれ、

ウチワエビのフィロソーマ幼生。nagaya aqua.ipより

まるでクモのような姿です。そしてクラゲに乗って漂流生活を行い、

乗っているクラゲを食べながら成長します。

クラゲに乗って移動。クラゲライダーと呼ばれます。tokyo-zoo.netより

イセエビは,卵からふ化する約1.5mmのフィロソーマと呼ばれるクモのような透明な幼生になります。

300日以上もかかって30回ほど脱皮してプエルルスと呼ばれる20mmほどの透明なエビ

(別称:ガラスエビ)。それから2~3週間後に親エビと同じ姿の稚エビになります。

イセエビのフィロソーマ。クモの様な形。栽培漁業センターHPから

イセエビのフィロソーマの飼育は明治時代から研究されていますが、エサの問題などが困難で

まだ量産出来ません。今はムラサキイガイの生殖腺などを与えています。

イセエビの量産が成功すれば庶民もイセエビを食べれます


コメント

タイトルとURLをコピーしました